一人前になるステップ

お坊さんになりたい!と思った時に
心が大切と説きましたが檀家に入る、あるいは宗派を持つ場合は決まったステップを踏まなければなりません。
まず仏教についての知識を得たら仏門に入る為の儀式を受けます。法名・戒名といったお坊さんの名前を頂き剃髪を行います。その儀式を経て初めてお坊さんを名乗れます。儀式を終えたら数年間の修行が必要です。
修行内容は宗派によって違いますが初めに大学や専門学校、お寺でお坊さんになる為の勉強を行います。この修行が平均3年程度で、その間は寺院で生活する事になり自由外出は不可です。食事も精進料理がメインで肉や魚はほとんど食べられません。厳しい修行を経てお坊さんと認められます。師匠がいる場合はこれらの学校へ行かず、師匠の身の回りのお世話をする事で同等の知識を学べます。
ここがゴールではありません
年齢や学歴も関係の無いお坊さんですが、しっかりと知識を学び、導きながら修行に励む事で住職にステップアップが可能です。住職はそのお寺の顔とも呼べる重要なポイントで厳しい鍛錬が必要です。
住職を目指すのなら跡継ぎのいない寺院で修行すると良いです。但し寺院生まれで無い場合、厳しい修行が必要であったり多くの先輩僧侶に認められたりする必要があります。
お坊さんに向いている方は聞き上手、話し上手や信仰心の厚い方でしたが、住職を目指す場合はこのスキルに合わせてリーダーシップも必要です。部下や弟子を育てる必要もあるので、育成について知識があると尚良いです。簡単な道ではありませんが、人を導く為に住職を目指しましょう。