向いている方・そうでない方

丁寧な対応と信仰心が必要
せっかく憧れの仕事に就いても適正が無いと辛い思いをするケースもあります。仮に適正がない場合も、自分でその旨を理解しているのでは精神的な負担が違います。
お坊さんに向いている方は当然ですが仏教に興味あり、学ぶ姿勢を持っている方です。信仰心も重要なポイントで、釈迦の教えを理解しようと心掛ける必要がります。お坊さんは仏門に理解のある方だけでは無く、無宗教の方にも触れ合う機会が多いです。よって人前でわかりやすく丁寧な説明、話が出来ると良いでしょう。他にも聞き上手や修行に耐えられる忍耐力があれば尚良いでしょう。
反対に向いていない人は向上心が無く、人との関わりが苦手なタイプです。自分でそれを理解しているなら、念頭において置くと良いでしょう。
形から入るのはNG?
仏教と言えばどの宗派も修行を設けています。荒行を取り込んでいる宗派はほとんど無く座禅や念仏を唱える、仏教について深く理解するなど修行方法は様々です。これらは形から入るのはあまり好ましくありません。
お坊さんになるには出家が必須ですが、出家をしたからといって仏門に入った訳ではありません。出家は単なる儀式の一環であり仏教とは、あるいは釈迦の教えとはといった基本的な事を疎かにしてしまいます。極端な話ですが出家をせず、得度を積まなくても心から仏教を理解しようと感じるだけで修行している事になります。
お坊さんは人を導く為にあるものなので、中身の無い布教を行わない為にも形だけに着目せず中身を大切にしていきましょう。